Antinny

Antinnyが猛威を振るった2005年から2006年にかけては、ファイル共用ソフトと言われるものが非常に多く出回った時期でもあります。代表的なものにWinnyがありますが、そういったファイル共有ソフトが、Antinnyによって個人情報流出の場として利用されるようになってしまった時期であると言われています。

2005年から2006年の間で最も多くの被害をもたらしたと言われるAntinnyは、侵入したパソコンに入っているデータの殆どをWinnyに流出させることができてしまうものでした。

それまでにもAntinnyの名を持ったウイルスはいくつか存在していましたが、そのうちの殆どが、Windows Officeのファイルのみを、流出させることができた程度でしたが、その新型になるとそういった弊害はなくなり、多くのファイルを流出させることが可能となり、当時ではまれに見るネットを用いることで起こった大きな被害であるとされています。

特にAntinnyの恐ろしい点と言うと、2005年から2006年に欠けて猛威を振るったものは、日本国内でも特に機密事項が多いと思われる、海上自衛隊のパソコンにまで侵入し、そのデータを広く公開してしまったと言うことです。しかもその海上自衛隊の機密は、Winnyによる流出データをダウンロードした人だけでも3433人に上るという非常に甚大な被害を及ぼしたものであることが知られています。

ウイルスによる情報流出による被害の甚大さを受けて、これ以降セキュリティソフトの改善が進んだと言う話もあるほどです。