ボット

ワームやトロイの木馬、スパイウェアをはじめとした各種のコンピュータウイルスは、個人情報の流出をはじめコンピュータの操作機能の不調やデータの破壊などというような様々な問題を引き起こし、パソコンを扱うときには注意しなければならない存在の一つとされています。

しかしそれらはまだ、個人のパソコンに及ぼす影響にとどまっているために、大きな問題へと発展することはまれでした。しかし近年新たに出回るようになった、ボットと呼ばれるウイルスは、放置しておくと他のネットワークにまで悪影響を及ぼしたり、巨額な金銭的損害が起こったりといった社会レベルでの混乱を招くことになってしまいます。

ボットというのはパソコンの内部に侵入することで、そのパソコンを外部から操ることのできてしまうというもので、ボットに感染してしまい、外部からの操作で操ることのできるようになってしまったパソコンをゾンビPCと呼んでいます。

さらにボットの問題となる点は、その殆どのソースコードが公開されていると言うことにあります。ソースコードが公開されているということは、そのボットがどのようにして作られているのかが明らかになっているということで、そのために多くの人が、そのソースコードを利用し、次から次へボットの亜種が誕生していくといったところにあります。

対策としてはやはりセキュリティソフトに頼ることになりますが、前述のようにボットの亜種というものは非常に多く作られ、常に新しいものが持ち込まれていくために、セキュリティ側のセキュリティパターンがおいつかない場合も考えられ、さらに仮に駆除できるようなものであっても外部からの自己アップデートが可能な場合などもあり、その処理が非常に難しいウイルスであるとされています。